あなたは辛い時や大きなお仕事を任された時にどんな気分になりますか。
よし!頑張ろうと思うひとも入れば、不安に苛まれてしまうこともあるでしょう。
これからお伝えする方法は、現状から物事を解決する力をつけるためのロジカルシンキングのワークです。
このワークを身につけることによって、自分の感情に流されずに適切な判断をすることができます。そうすると、後で後悔をしない人生を歩めるようになるのでぜひやってみてください。
この記事は、カウンセリング会社のライフファクトリーによりご提供をいただきました。
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①ロジカルシンキングを学ぶ前に知るべき2つの「バイアス」
行動経済学者のカーネマン博士とトベルスキー博士が広めた概念です。
このバイアスというものは、思考の偏りのことをさしています。私たちは、事実と違うことでさえ、勝手に思い込みをしてしまいます。
例えば、「あの人は自分を客観視するのが苦手なんだ」「私は客観的に見ているよ」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、誰もが他者のことを客観的に見ることはできても自分のことを客観的に見ることは難しい話です。
ロジカルシンキングでは、このバイアスに惑わされずに極めて論理的思考をもとに物事を判断することがポイントです。
1−1今を変えたくない現状維持バイアス
未来のことを考えると行動をした方がいいのに、
恐怖心から行動することができない。
物事を受け入れることができない。
ということを経験したことはありませんか?
私たちは変化を嫌う生き物です。
今よりも良い環境が手に入るとわかっていても失敗をすることが怖いので現状を維持しようという心理が働きます。
安定した状況がなくなることは誰でも怖いですよね。
これが、現状維持バイアスといいます。
1−2多大な自己評価の隠れナルシストバイアス
隠れナルシストバイアスとは、「自分は平均よりも優れていると勘違いをする」ことをいいます。
この隠れナルシストには、自分には才能があると思っているのに、実社会の評価は特にありません。
そして行動もしない、努力もしない状態をさします。
お口は達者というのもここに入るかもしれません。
大切なことは、自分にもできる!と思った時に行動できるか、できないかです。
ここで、殻を破り行動をすることができればそのバイアスは突破できるということです。
この2つはロジカルシンキングをするにあたりとっても大切なことなのでしっかりと覚えておいてください。
さて、本題のロジカルシンキングを身につけるためのステップを踏んでいきましょう。
②ステップ1:合理的に判断をする
ロジカルシンキングを行うために、役立つ手法が弁証法です。
この弁証法とは、ソクラテスが提唱した方法です。詳しくみていきましょう。
・弁証法とは?
弁証法を簡単にまとめると、矛盾した2つの事柄をすり合わせてよりよい答えを導こうとする考え方です。どちらがあっているのか?間違っているのか?でももごとを見るのではなく、今できるベストな方法はなんだろうと考えます。
そう聞くと少し難しいイメージがあるかもしれません。
まずは一緒にやってみましょう。
Q1:地球は丸いですか?平たいですか?
Q2:あなたは、地球が丸いという主張をします。その理由を書いてください。
Q3:今度は、あなたは地球が平たいという主張をします。その理由を書いてください。
Q4:Q2とQ3の双方の意見をまとめて、ベストな答えを考えて書いてください。
やってみてどうでしたか?
これが、弁証法というものです。
さて、上記の内容は日常生活ではさすがに生かせないですよね。
今から、現実的に使えるひとり弁証法についてお伝えをします。
1:自分の感じたことを書く。
何かを判断したい情報があったとします。
それに対して自分が感じたまま素直に意見を書き出します。
2:ステップ1で書いた反対意見を書く。
ここでは、自分が第三者になったつもりで反対意見を書きます。
どんなことでも良いので、思いつく限り書きます。
3:ステップ1とステップ2の仲裁
それぞれの意見を汲み取った意見を書きます。
実際にやってみましょう。
題材:学校に続けて行こうか、辞めようか?
1:主観
学校に行ってもなんの意味もないと思う。
ただ厳しくて縛られてるだけの生活が嫌になってしまう。
友人も特にいないし、卒業したところで特にメリットもなさそうだよな。
2:反論
学校を辞めたとしたら、次はどうするの?
就職先は?
実績のないフリーターをどこが雇用してくれるの?
もしかすると、本当の問題はもっと別のところにあるのではないか。
3:中間意見をとる
学校を辞めてもいいように、今から実績を作っておけばいいのかもしれない。
どんな実績が今の自分にできるのかを考える必要がある。
このようにステップを踏むことで解決策を見出すことができます。
さて、今あなたが抱えている問題を整理しましょう。
1:主観
2:反対意見
3:中間意見
4:気づき
③ステップ2:問題を細かく分ける
さて、ステップ1で最終的なゴールを決めたとします。
今度は、今抱えている問題点を細かく分けます。
人生は、登山と同じです。
一歩一歩確実に登れば山頂に辿り着きます。
例えば、あなたが富士山に登ることが最終目標だとします。
しかし、その山に登るためにはどのようなステップが必要だと思いますか?
まずは、ワークをしながら細分化の練習をしましょう。
ゴール:富士山に登る
Q1:登山初心者が、富士山に登るために必要なことは何?
思い浮かぶことを全て書いていきます。
例:登山用の靴を買う、筋トレをする、毎日1時間歩くなど
Q2:書いたことを5つのステップに分けていきます。
ステップ1
例:登山に必要な用具を買う
ステップ2
例:筋トレをしたり、体力づくりをする
ステップ3
例:近くの山の初心者コースに登る
ステップ4
例:少し険しい山に登る
ステップ5
例:富士山に登る
さて、全て書くことができましたでしょうか?
このように、漠然とした目標を書くのではなく詳細にすることでやるべきことが見えてきます。
この細分化についてですが、細かければ細かいほど実践しやすくなるのでおすすめです。
例えば、ステップ1の場合「登山に必要な用具を買う」となっていますがこれをさらに細かいステップに分けた場合を見ていきます。
1:●月●日●時 必要な用具をインターネットで調べる
2:●月●日●時 必要な用品がどこで売ってるのかを調べる
3:●月●日●時 実際にお店に行く
このように、細かく日付や時間も考えるとブレることなく目的を達成することができるようになります。
さらにステップアップをしたい方は読み進めてください。
これからお伝えする方法は少しだけ酷な内容になるかもしれません。
しかし、効果は絶大なのでぜひ、これを機会に悲劇から逆算で考えるロジカルシンキングを身につけてください。
④ステップ3:絶望的な未来から逆算をする
私たち人間は、自分にとって都合の良いことしか目に入らないバイアスがかかっています。
例えば、株やFXでも「儲ける方法」は目に入ったとしてもどんなリスクがあるのかをしっかりと換算することを苦手としています。
多くの人たちは、リスクを甘く見てきっと自分にもできると思い取り組むことでしょう。
このように、私たちは都合よく頭の中で自己解釈をする傾向があります。
そこで、今回はあえて「最悪な状況」をイメージして逆算思考をします。
最悪な状況を考えよう
ここからは全てワーク形式で行います。
Q1:あなたが想像する、10年後の最悪な未来を想像してください。
そして、あなたにとって最悪な状況を全て書いてください。できるだけ具体的に書きます。
・髪型
・お金
・友人
・家族
・性格
あなたが最も避けたいものを書きます。
書き終わったら次のことをやってみてください。
①目を閉じてください。
②ゆっくりと鼻から息を吸います。
③息を2秒止めます。
④今度はゆっくりと口から息を5秒かけて吐きます。
⑤これを3分ほど繰り返してください。
では今度はそのまま目を閉じて、あなたが描いている最悪の状況を頭の中で描いてください。
今から10年後の自分、その時あなたは自分が描いている最悪な状況が出てきます。
Q2:最悪な状況の原因を考える
ここでは、先ほど想像したことがなぜ起こってしまったのか、その原因を全て書きます。
例:勉強することから逃げてしまった、友人にお金を貸してしまった、不平不満ばかりだった。
Q3:Q2で書いたことをどうしたら防ぐことができたでしょうか?全て書いていきます。
例:今からでもしっかりと勉強をする、人にお金を貸す時は注意する、不平不満よりも行動をする
さて、最悪な状況を想像することができたら今度は「計画表」を書きます。
⑤ステップ4:具体的な計画表を作るためのポイント
この具体的な表は、できるだけ細かく書くことをおすすめします。
特に、・いつ・どこで・どのようにはしっかりと抑えておきましょう。
また、それぞれについて、うまくいかなかった場合はどのように行動すべきかも考えておくと事前のリスク管理ができるようになります。
Q1:1年後どうなっていたいですか?
Q2:そのためには半年以内にどうなっていたいですか?
Q3:そのためには3ヶ月以内にはどうなっていたいですか?
Q4:3ヶ月以内に目標を達成するためには何をするべきですか?
・いつ
・どこで
・どのように
Q5:もしも、3ヶ月後の目標が達成できないとしたらどんなことが原因だと思いますか?
Q6:その原因をあらかじめ回避するために、どんなことが必要だと思いますか?
このようにロジカルに物事を考えていくと人生設計だけではなく、目標も達成することができるようになります。
⑥ロジカルシンキングのまとめ
いくつかのワークを通じて、どのような気づきがありましたでしょうか?
ロジカルシンキングは今日明日で、身につけられるものではありません。
しかし、毎日の習慣でロジカルな思考を体得することができます。
日々の暮らしの中で「なぜ』という視点を持って生活してみてください。
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