インナーチャイルドの癒し方

多くの大人が抱える、“生きづらさ”。
人間関係で度々辛くなる。仕事が憂鬱で毎日けだるい。恋愛がいつも上手くいかない。
それらはもしかしたら、あなたの中の〈こどもの頃の辛い記憶〉、インナーチャイルドが引き起こしているかもしれません。

劣等感や孤独感に飲み込まれそうになる瞬間は、とても辛く苦しいものですよね。しかし、インナーチャイルドを放置しておくと、この先もそれらの感情に支配され続けていく危険性があります。限りある自分の人生の時間を、それらの感情に多くの時間支配されてしまうのは、もったいないですよね。

この記事では、まずインナーチャイルドについて触れることで、あなたの今感じる“生きづらさ”とインナーチャイルドとの関係性を発見し、インナーチャイルドの癒し方を具体的にお伝えすることで、これからの未来を明るく あなたらしく過ごしていただくヒントになれればなと思います。

目次

こんなお悩みを抱えていませんか?

性格変えたい
  • ・人から嫌われたり見捨てられたりすることに、強い恐怖心がある
  • ・周りから“良い人”に見られるよう、自分の感情に蓋をしがち
  • ・周りからどう思われているか気になり、劣等感を強く感じる
  • ・昔から強いコンプレックスを持ち、自分を否定し続けながら生きている
  • ・自分の気持ちを上手く表現できず、人間関係が上手くいかない
  • ・学校、職場、恋愛、友人関係など、人間関係で疲れることが多々ある

その原因は、こどもの頃の辛い記憶(インナーチャイルド)かもしれません

親に認めてもらえなかった記憶、大人の顔色を伺いながら必死に良い子を演じてきた記憶、誰かと比較されてばかりだった記憶、強い期待がプレッシャーとなり小さな背中に重くのしかかっていた記憶。

あなたにはこのような、こどもの頃の “辛かった記憶” がありますか?

あなたが経験した辛い過去。しかし、過去を消さなくても未来を変えることは出来ます。インナーチャイルドを癒すことが出来れば、もっと明るく幸せに満ちた未来を、生きていけるようになれるのです。

インナーチャイルドの正体とは?

ノート

アダルトチルドレンとインナーチャイルドは何が違うの?

<アダルトチルドレンとは?>
類似した言葉として、“アダルトチルドレン” があります。
アダルトチルドレンは、“大人になったこども”とも言われ、苦しい家庭環境で育ったこどもが、大人になってもこども時代のトラウマに縛られてしまうことです。

<インナーチャイルド”とは?>
こども時代に抱いた負の感情です。こどもは、両親や周囲から、無条件に愛され 認められることで、人間としての土台が培われていきます。この土台がすなわち、自己肯定感に繋がっていくのです。そのため、こどもの頃に感じた負の感情やその記憶が、大人になってからもあなたの“生きづらさ”へ大きな影響を与えているのです。

認められてもらえかった虚無感、比較されることの苦痛、条件付きでないと褒められない虚しさ、プレッシャーへの過度な緊張、あなたがこどもの頃に感じたこれらの感情が、もしかしたら今のあなたの劣等感や自己否定に、繋がっているかもしれません。

インナーチャイルドは癒やせます! インナーチャイルドを癒す、3つのメリット

劣等感から解放され自信を持つことができる

「周りからどう思われているか」という気持ちから解放されると、周囲の目が今よりも気にならなくなります。今まで強く抱えていたコンプレックスに対しても見方が変わり、徐々にコンプレックスや劣等感を手放していけるようになります。
また、劣等感から解放されることで自分の能力を正しく判断できるようになり、他人からの評価を素直に受け取れるようになったり、自分自身でも本来持っている良さや強みや能力に気づくことが出来るようになったりし、自分に自信を持てるようになります。

②人間関係のストレスから解放される

自分の言動を相手がどう感じ取るか 常に一手先を考えながら人と接している分、人間関係でのストレスや疲れが溜まりやすくなります。しかし、インナーチャイルドを癒すことで、“人は人、自分は自分”と 自分と他人を分けて捉えられるようになると、相手の表情や気持ちを過剰に気にする時間が減ります。

“相手がどう思うか”でははく、“自分はどう思うか、どう思ったか”を大切にすることが出来るようになれば、相手の反応を過度に恐れなくなり、人間関係でのストレスや疲労も軽減されます。また、人と関わる事へのためらいや恐怖心も消えていきます。

③自分らしく行動をすることができる

傷ついたインナーチャイルドを癒すことで、過去に抑圧された感情や記憶を解放することができ、“今、ここ”の自分の気持ちを感じ取れるようになります。自分の気持ちを自分自身で感じ取り、相手の反応を過剰に恐れなくなれば、自分の気持ちを相手にも素直に表せるようになります。自分の感情に嘘をつかなくてもよくなるのです。

また、自分に対して“こうあるべき”“こうしなければいけない”という気持ちから解放されるため、ありのままの自分を認められ、もっと自由に、自分の人生を生きていけるようになります。

インナーチャイルドを癒す3つのステップを紹介

ステップ1:自分自身の気持ちを受け止めてあげる

まずは、抱えている気持ちを全て出し切ってあげることが大切です。本当はどうしてほしかったのか、どんなことが苦しかったのかを全てノートに書き出して、過去の自分を受け止めてあげることが大切です。感情を心の中から外へ表出させることで、カタルシス効果という安心感やスッキリ感を得られます。こどもの頃に抱いた感情を、大人になったあなたが、受け止めてあげてください。



ステップ2:どう生きたいのかを明確にする

スッキリしたあとに、今度は自分の人生をどういきたいのか、何をしたいのか、後悔しないように生きるためにはどうしたいのか?を自分自身に問いましょう。そして、このまま過去を握っている自分でいて自分は幸せになれるのかを振り返ってみます。もしも今のままだと辛いと思ったら、新しい自分になることを想像し、“未来を生きる、新しい理想の自分”をノートに書いてみましょう。

ステップ3:マインドフルネスを通じて心を楽にする

<効果抜群のマインドフルネスの方法>
①なるべく静かで自分が落ち着ける環境に、身を置きます。
②ゆっくりと目を閉じて、全身の力を抜きます。
③息を吸って、2秒止めて3秒かけてゆっくりと息を吐き出します。
この時に息を吐きだすごとに、心の中にある辛い気持ちが体から出ていくことをイメージしてみてください。

スッキリしたら、先の段落で書き出した理想の自分を想像してみてください。心がほっとしたら完了です。マインドフルネスでの呼吸(瞑想)は、心を楽にするだけではなく、集中力や決断力や想像力の向上など、様々な効果をもたらします。そして、過去や未来を彷徨っているあなたの心を“いま、ここ”に引き戻してくれます。ぜひ試してみてくださいね。

長い間今のお悩みと戦っているのなら…

子ども不登校

ここまでの記事で、あなたが感じる“生きづらさ”と、あなたのこどもの頃の辛い記憶〈インナーチャイルド〉との関係性についてお伝えしてきました。辛い過去の記憶や感情を無理矢理消し去ろうとするのではなく、大人になったあなたが、こどもの頃に感じた素直な気持ちを受け止め、その気持ちを心の中から外へ外へと吐き出し、自分の未来を明確に想像することで、新しいあなたに変わっていくことをお伝えしました。

しかし、誰でも簡単に過去の自分を手放せたり、自分の気持ちにすぐに素直になれたりことは出来ません。ひとの心はとても複雑で、自分の気持ちや感情をコントロールすることは、誰にとってもとても難しいことなのです。そんなときは、ひとりで抱えず専門家に相談しましょう。

①カウンセリングを受ける

あなたの抱えるどんな気持ちも全て受け止め、うまく言葉に表せない言葉や感情も汲み取ってもらえることで、自分でも気がつけなかった“自分の本当の気持ち”に気づくことが出来ます。

②催眠療法(ヒプノセラピーを受ける)

あなたの抱えるどんな気持ちも全て受け止め、うまく言葉に表せない言葉や感情も汲み取ってもらえることで、自分でも気がつけなかった“自分の本当の気持ち”に気づくことが出来ます。

このように、心のケアを素早く行うことにより悩んでいる時間から解放されて、本来持っているあなたの隠れた魅力を引き出すことができるようになります。限りある人生の時間をいかに充実して生きるのか、そして後悔しない人生を送るためにもぜひ一緒に、インナーチャイルドを癒してあげませんか?

この記事の監修者

幼少期に傷ついた心を癒してあげることで、徐々に本来の自分を取り戻すことができるようになります。ライフファクトリーでは、ライフコンサルティングという考え方を何よりも大切にしています。「心の傷を癒す」「新い自分を発見する」「さらに安定した生活をすることができるようになる」この3つの観点を大切にしながら、毎日笑顔で過ごせるように改善と自己成長に特化したサービスを提供しています。

この記事の執筆者

<保有資格>
・認定心理士
・食生活アドバイザー
・チャイルドカウンセラー
・家族療法カウンセラー
・チャイルドコーチングアドバイザー

<メッセージ>
今まで沢山の方々の悩みに寄り添い、共に考え、未来へ進む一歩をサポートさせて頂きました。

誰にとっても人生の主役は自分自身であり、ありのままの自分で、あなただけの人生を歩んでいってほしいと思っています。

カウンセリング

桑原 さとみ先生

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