会話力をあげるテクニック

最近はコロナの影響でリモートワークを導入する企業が増えてきていますね。形は変わっていけど、人とのコミュニケーションが必要な場面はなかなか減りません。

自分が伝えたいと思ったことをありのままの言葉で伝えてもうまく伝わらなかった、相手を怒らせてしまった、そんな経験はないでしょうか?

また、逆もあるでしょう。相手が言いたいことがわからずに、何度も聞き返したりなんでそんなことを言うんだろうと引っかかったり、言葉のキャッチボールは意外と難しいものです。

もっと伝えたいことをきちんと言葉にしたい、相手とスムーズにコミュニケーションを取りたい。
こうした悩みを解決するために必要なのは「会話力」です。

会話力をアップすることで、これまでうまくいかなかった人とのコミュニケーションがスムーズに取れるようになります。 

目次

1)会話力とは相手を理解すること

相手の自分のキャッチボールということを忘れない。

自分だけ話すのではなくお互いが理解を深め合うことです。一方的に自分の気持ちを聞いてほしい、理解してほしいという思いではコミュニケーションは成立しません。

最も大切なことは、相手の視点でものを話したり、聞いたりすることです。

会話というのは、「話す」だけでなく相手の話を「聞く」というスキルも必要になります。
この2つを合わせて会話力と言います。当然ですが、会話には相手がいますよね。

仕事の上で必要な情報をやり取りするには、会話が必要不可欠です。

それも対面コミュニケーションだけでなく、メールやSNSなどを利用した文字による会話もあるはずです。

会話の上で大切なのは、単純に語彙力だけではありません。一方的に話すだけでは伝えたいことは伝わりません。

相手の話もしっかり聞かなければなりません。この時、相手の視点や状況をしっかり考えることも必要となってきます。

2)あなたは大丈夫?会話力のチェックリスト

改めて会話力とは何かということを考えると、自分はできているだろうか?
と不安になりませんか?

そこで、自分の会話力は大丈夫かチェックしましょう。
下記の質問に対して、当てはまるものがいくつあるか数えてみてください。

✔︎話すよりも聞く方が多い

✔︎人からよく相談をされる

✔︎人の目を見て話すことができる

✔︎自信を持って話すことができる

ひとつでも当てはまった方にこの記事はおすすめです。

是非このあとの記事を読み進めて、会話力アップに努めていきましょう。

3)会話の前に知っておきたい5つのこと

会話を行っていく上で大切にしたいポイントは5つあります。

このポイントを押さえていけば、仕事上の会話は問題なく進めることができるでしょう。
それでは、一つ一つ詳しく見ていきましょう。

3-1話すこと=相手目線になること

自分の意見を伝えることも大切ですが、まずは相手の目線に立ちましょう。

相手の話を聞いて、「自分とちがう意見だ」「言ってることが間違っている」と感じても頭ごなしに否定したり、正論をぶつけたりしてはいけません。

相手がその意見に至るには何かしらの理由があります。

3-2人は自分が聞きたい情報だけを知る

人は自分が知りたいと思った情報だけを抜き出して保存します。

要するに、余計な情報は無意識のうちに排除するのです。

ですから、仕事における情報交換などではできるだけ要点をしぼった、簡潔な会話が望ましいでしょう。

ダラダラと要点を得ない会話だと、相手も知りたい情報を得られないので不満が残る形になりますし、「この人と話していても大事なことがわからない」と認識されてしまいます。

3-3口ではなく耳と目を動かす

自分が中心となって話そう!と意気込むよりも、相手の話をしっかり聞くことに重きをおくとうまくいきます。

相手の話を注意深く聞くことで、相手が求めている情報や望んでいる対応についてわかることがあります。

対面コミュニケーションならば、相手の表情をしっかり見るようにしましょう。

相手が何を伝えたいのか、何を聞きたいのかを汲み取ることができるようになると、こちらも話をしやすくなりますね。

3-4話した内容ではなく、気持ちだけが残る

多くの人は、話の内容ではなくその時に感じたことや気持ちだけが記憶に残ってしまいます。

例えばどんなに正しいことを言っていても、その人の言い方に棘があったり、バカにしたような物言いだったりすると、言っていることが入ってこないですよね。

「この人はなんでこんなに自分のことをバカにするんだろう?」と思ってしまったら、その人の言うことなんて今後一切聞きたくなくなります。

これでは、その後の仕事にも差し支えが出てくるでしょう。このように、人は会話で感じたことの方が強く記憶に残るようにできています。

これを逆手に取ると、良い印象を与えることができれば、「この人の話はしっかり聞こう!」と相手に思わせることもできるというわけです。

3-5人は自分のことを話したい生き物

人は自分のことをつい話したくなってしまう生き物です。これをしっかり押さえておきましょう。

よく、人の話題なのに「自分もさ~」と自分の経験を語りだす人がいますよね。

そして、人の話す機会を奪ってしまいます。これが顕著な例です。身に覚えがあるという人は気を付けるようにしましょう。

この性質を利用すると、相手には話したいだけ話させてあげるというのも一つのテクニックとなります。

そうすることで、相手は満足しますし「この人は話を聞いてくれる人だ!」という印象を与えることもできます。

4)驚異の雑談力をあげる6つのテクニック

続いては、「雑談力」に関する6つのテクニックです。
人とのコミュニケーションは、仕事上の会話だけでなく家族や同僚、あるいは友達との他愛のない雑談の方が多いですよね。

こうした雑談でも、人と良い関係を築くことができるテクニックがありますので、それをご紹介していきます。

4-1相手のことを褒めてあげる

どんな小さな話題でも、その雑談の中でその人のことを褒めてあげるというテクニックがあります。

「新しいことに挑戦し始めたんだね!すごいね!」
「さすが○○、目の付け所がちがうね!」

嫌味なく、相手の気持ちが高まるような褒め方を自然にできるようになると、会話も弾みます。

4-2楽しかったことを聞いてあなた=楽しい人とアンカリングをする

人の悪口ばかりを言う人には良い印象を持ちませんよね。

反対に、楽しい話をする人に対しては好印象を持ちます。

相手を楽しませるための話ではなくて、自分が楽しかったことを楽しそうに話すことで、相手はあなたを「楽しい人」だと認識するでしょう。

4-3適度な相槌で話しやすい雰囲気を作る

こちらは真剣に話を聞いていても、ただじっと黙って聴くだけでは、相手は本当に話を聞いてくれているのかと不安になります。

そこで大切なのが相槌です。
対面コミュニケーションの時は、うなずくという行為も効果的ですが「うん」や「そうなんだ!」や適度な相槌を入れてもらえると、相手も話をしやすくなります。

4-4相手に質問を投げかける

相手のことをよく知るためにも、相手の話を聞きながら質問を投げかけてみましょう。

全く質問をせずに、相手の言いたいことだけ聞くのだと、相手は「あまり興味がないのかな?」と思ってしまうこともあるでしょう。

ここで、「それでどう思ったの?」などと質問を入れることで、会話はより深みを増し、相手も「興味を持って聞いてくれているんだな!」と思うようになります。

4−5結論から話す

話が長くなりそうな時は、結論から話すというテクニックもあります。

「今日こんなことがあったんだけどね。」と起きたことを先に話すことで、長い話もそこに至るまでの経緯として聞くことができるようになります。

逆に、結論がわからないまま過程を長々話されると、人によっては飽きてしまいますし途中で「で?どうなるの?」としびれを切らしてしまうかもしれません。

先手を打っておくというのも一つのテクニックですね。

4-6相手のことをよく観察する

会話をしている中で、相手の様子をよく観察しておくこともまた一つの大切なテクニックとなります。

自分の発した言葉にどんな反応を示すのか、どういう話なら食いつくのか、どんな話をしている時が楽しそうか、相手の様子をしっかり観察しておくことで、次からその人と会話する時に注意することが見えてくるでしょう。

これは、相手への配慮となります。続けていくと、「この人は自分のことをよくわかってくれているな」と思ってもらえるようになるでしょう。

5)最高の褒め方をマスターすれば相手はあなたあの虜になる

言語コミュニケーションにおける大事なポイントやテクニックをお伝えしてきましたが、最後に一番大切にしてほしいことをお伝えしていきます。

先ほどもお伝えしたのですが、相手を「褒める」こと、これに尽きます。

褒めると一口に言っても色々種類があるのをご存じでしょうか?さらに、相手に気持ちよく話をしてもらうため、またあなたに対する印象をよりアップさせるためには、この様々な手法をしっかりと習得して、活用していくことが大事になります。

・承認

相手のことを認めてあげる。

例)なるほど。そうですよね。そういう方法もあるんですね。

・賞賛

相手のことを褒めてあげること

例)すごいですね。非常に勉強になりました、さすがですね。

・共感

相手の気持ちに寄り添うこと

例)その気持ちわかります。辛かったですよね。大変でしたね。

・感謝

相手にお礼をすること

例)ありがとうございます。すごく助けられました。〇〇さんのおかげです。

褒めるという行為は人によっては「上から目線」に感じる人もいるでしょう。

上下関係を考えた上で、同僚や友達には「賞賛」や「共感」を活用するのが好ましいです。年齢関係なく好印象を与えるのは、やはり「感謝」でしょう。

小さなことでもありがとうという気持ちは積極的に伝えていくようにしてください。

このように、褒めるという行為にも様々な種類があります。
状況や相手に応じて使い分けることで、あなたの会話力はぐんとアップしていくことでしょう。

6)この記事の監修者

ライフファクトリーとは、悩み解決の専門家。

お悩みの解決だけではなく人生を充実させるために対人関係や物事の考え方、お金のことを各分野の専門家と一緒に解決し、スキルを体得することによって、悩まない人生を目指します。現状の悩み解決だけでは終わりません。あなたの「未来」を大切に考えています。

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