人や地域のために無償で働き、支援するボランティア活動。
ボランティア活動といえば若い学生がしているイメージがありますが、活動内容によっては年齢関係なく参加できるものもあります。
放課後学童保育など、ボランティアには子供を支援するものもあります。
未来ある子供達を支援し、生きやすい世の中にする活動はとても大切です。
子供を支援するボランティアの種類はどんなものがあるのでしょうか?
様々な子供支援ボランティアの種類と実際行っているボランティア団体を紹介します。
①ボランティアとは自ら進んで行うもの
ボランティアとは自発的な活動であり、もともと「志願者」「有志者」という意味です。
ボランティア三原則
「自発性」→他人に言われたからやるのではなく自ら進んで行う
「無償性」→報酬を目的としない
「公共性」→自分のためではなく、みんなのため、社会のために行う
ボランティアは自己利益を目的とせず、その活動や目的が無償であり、社会に開かれたものである必要があります。
誰かの役に立つことを前提にした無報酬で自主的な社会活動とも言えます。
ボランティアによって得られるものを大きく分けて3つ挙げます。
1-1社会貢献
社会貢献は社会の利益に貢献し、自分の利益を求めない活動のことであり、企業や個人にで色んな活動が行われています。
これまで培った知識や経験を活かし、シニアボランティアによる動物園・美術館ガイドなど、ボランティアは年齢関係なく社会貢献する事ができます。
最近では企業によるボランティア推奨も行われており、社会貢献が注目されているのかもしれません。
1-2自己成長
主体的にボランティアに参加することは自己成長に繋がります。
例えば自分が参加している児童ボランティアで子供会をやるとなった時に、どんな事をすれば子供達が喜んでくれるのか、そのためには何をしたらいいのか。
案を出し合い計画を立て、予算を組んでいざ子供達に実行するこの過程は、子供会を開催する前の自分と比べて格段に成長していると思います。
1-3地域活性化
地域の見回りボランティアや盆踊りなどの準備お手伝いボランティアは地域活性化につながります。
その地域で求められているものは何なのかを調べ、自分たちで実行できそうなものを計画し、実行します。
②ボランティアには2つのカテゴリーがある
ボランティアにはユニセフのようにお金を寄付して間接的に支援する方法もあれば、ビーチクリーンのようにゴミ拾いをして街への社会貢献や地域活性化につながる直接支援もあります。
どちらも誰かのために自主的に継続的に行っている活動であり、よりよい社会を築くための支援です。
2-1直接支援について
地域や社会のニーズに貢献し、支援を受ける人と直接関わり合う支援です。
・料理を作り、子供に健康的な食事を出す
・街や海辺に落ちているゴミ拾い
・施設に行き、子供達と一緒に遊んび、勉強を教える
2-2間接支援について
間接支援とは支援を受ける人と直接かかわりを持たない支援です。
・組織に寄付する資金集めのイベント開催
・地域食糧庫への缶詰食品の収集・寄付
③ボランティア団体の4つの種類
ボランティア団体の種類は大きくわけて4つあります。
※法人格とは会社やNPOなどの団体に与えられる法律上の人格のことです。
法人が権利義務や取引の主体となれるよう法律が特別に与えた資格のようなものです。
※非営利とは、利益を上げてはいけないという意味ではなく、利益があがっても構成員に分配しないで、団体の活動目的を達成するための費用に充てることです。
団体がサービスを提供した場合に、対価を得て、売上を上げても、そこから人件費などの経費を差し引いて残った利益を団体の構成員に分配しなければ、それは非営利団体であるといえます。
3-1公益財団法人
財団法人は、共通の目的をもつ「お金」の集合体です。
トヨタ財団や三菱財団のように、実業家や企業などが財産を拠出する場合が多いです。
そして集まった財産を何らかの目的のために運用しています。
事業内容が社会、地域における課題・問題に対して不特定で多数へのサービスの提供を行っている(公益性)が特に高いと承認されると公益財団法人という法人格を得ます。
公益性は加入の自由が保証され入会に際して適度な条件をつけません。
3-2一般社団法人
一般社団法人は、共通の目的をもつ人々の集合体であり、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づいて設立される非営利法人組織です。
NPOよりも活動内容が自由で、災害救援活動や子供の健全育成のための活動やまちづくり推進を計画する活動など、様々なボランティアを行っています。
3-3NPO
NPOは、自主的自分達の住む社会を良くしていこうとする市民の集まりが継続的、自発的に社会貢献活動を行う、利益を分配しない非営利団体の総称です。
ホームレスや子育てなどの地域の課題解決に取り組む国内団体を指すことが多いです。
NPOは一定の要件を満たし国から認定を受けたNPO法人と、認定を受けていない任意団体に分かれます。
一人暮らしのお年寄りにお弁当を届けたり、いじめ問題や不登校問題などに取り組む活動、野鳥の保護や森林保全、犯罪防止活動や芸術家支援などなどが含まれます。
3-4NGO
NGOもよりよい社会を目指す非営利団体ですが、一般的に多くが紛争、人権、貧困などの世界的な課題の解決に向けて活動する国際団体を指します。
日本にはNGOに法人格を与える制度が存在しないため、NGO法人はありません。
ですので、日本国内でNGOと呼ばれる団体は、実際は以下のいずれかに該当する団体です。
・法人格をもたない任意団体
・NPO法人
・社団法人
・財団法人
NGOのボランティアは主にNGOが開催するイベントの企画、準備や運営、会員に送付する会報誌などのニュースレターの編集や発送、ウェブサイトやメールマガジンの制作、実施するプロジェクト書類の翻訳、データ入力、資料の作成や整理、 販売する書籍や物品の値札付け、袋詰めなどがあります。団体の活動内容や時期によって変わります。
④自分に合ったボランティアを見つけるコツ
ボランティアは主体的であり、誰かの為に、継続的に行わなければいけません。
自分がやりたい、好きだと思えるボランティアでないと続けるのは難しいですよね。
以下、お金による支援と直接かかわる支援についてまとめてみました。
4-1 お金の支援
お金の支援と聞くと募金が思い浮かびますよね。赤い羽根募金やユニセフなど、数円から支援することができます。
4-2 自ら参加をする
ボランティアには子供の施設に行って一緒に遊んだり、料理を教えたり、勉強を教えたりする活動もあります。
花火大会や病院などの外出同伴をしたり、イベントのお手伝いをしたり、学校の掃除をしたり、通学路に立って見守りをするなど、自ら参加するボランティアはたくさんあります。
直接参加するボランティアは若く体力のある学生が多いですが、内容によっては年齢関係なくでき、子供達との距離もぐっと縮まる事でしょう。
4-3 金銭面の支援と自分も活動をする
金銭的支援もしたいが直接的に関わりもしたい。
スマイルライフは社会に負けない大人になるために必要な事を子供達に3つ提供し、それに支援ボランティアが関わる事ができます。
①相談
②学ぶ
③体験
〇相談
実現したい夢、友達と喧嘩してからクラスのみんなに無視されるようになった、自分が好きになれない。
こうした相談に支援ボランティアも乗る事が可能です。
支援者の中には心理カウンセラーや教育関係者、経営者、フリーランス、会社員と様々な分野の大人たちがいるので、相談しながら子供の視野を広げていくことができます。
〇学ぶ
社会生活で必要な生きていくためのお金の知識、対人関係スキルも提供し、オンライン授業も開催しています。
支援ボランティアも自分の知識や経験を活かしてオンライン講座を開催する事も可能です。
〇体験
料理体験や野外アクティビティ、職場体験など色んな事に挑戦することで、子供達が自分にもできるんだ、という自己肯定感や挑戦する大切さを育てます。
支援ボランティアも料理講座やグラスに絵を彫るなど自分の知識や技術を活かして子供達に教える事ができます。
お金の支援だけでなく、子供達と直接関わりあうことで、自分の支援がこういう形になって還元されているんだなと実感できますよね。
まとめ
ボランティアは種類や団体が複数ありますが、どれも誰かのために自主的に行う、という共通点があります。
特に子供支援ボランティアは子供達が経済的にも精神的にも自立できるよう支援するという思いが強いように思えます。
スマイルライフは体験を通じて仲間と協力する楽しさ、挑戦する事の重要さ、そして成功体験に基づく自信を得て自分にもできるという前向きな考え方を支援しています。
自分に知識や経験を活かして子供達を支援したいと思った方は、年齢関係なくできる子供支援ボランティアをぜひ始めてみてください。
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