自分が嫌い、性格を変えられたらいいのに、と思ったことはありますか。
生活が楽しく感じられない、周りの環境と馴染めない、よく人とトラブルを起こしてしまう、そんなお悩みを持っていると楽しくないですよね。そんな方に読んでいただきたいコラムです。
自分の性格を変えることで、世界の見え方が変わり、人生がもっと楽しめるものになりますよ。実は、自分の性格がどんな性格か認識している人は少ないのです。就職活動の際に自己分析をしますが、スキルの分析であり、自分の性格に真剣に向き合うことは多くないのではないでほうか。
他人については、どんな性格か批評できるのに、自分の性格はなんとなくしか分からないですよね。自分の性格が、自分で思っている性格、他人から見ている性格と、実は乖離があったら恐ろしいですよね。
きっと対人関係でトラブルが起きますね。性格を変えるという目的ではなくても、自分の性格を客観的に認識していくことは、対人関係やコミュニケーションスキルを上げることにつながります。
では、どうやって自分の性格を変えることができるのでしょうか。でも、その前に、そもそも性格がどうやって形成されているのか、というところからみていきましょう。
この記事の監修者
吉田澄央先生
保有資格:公認心理師/産業カウンセラー
経歴:1万件以上のお悩みと向き合う。改善に特化をした心のケアを提供。ライフファクトリーの東京代表として、悩みの解決+自己成長に向けてクライアントと向き合う。
<ライフファクトリーの公式HP>
しっかりとしたカウンセリング会社が監修をしているので安心してください。
性格はどのように形成されていくの?
性格はどうやって作られるのでしょうか。遺伝的なものと後天的なものと組み合わされて出来ていると考えらえています。遺伝的なものは、気質といいます。気質は、生まれたばかりの赤ちゃんでも、その子によって異なり、よく眠る子、ちょっとしたことに敏感で愚図りやすい子といます。気質は、生まれながらのその子が持って生まれたもので、性格のベースとなります。
こうして生まれついた気質をベースに、3歳くらいまでの乳幼児期にかけて気性がつくられます。気性とは、大きく分けて、勝気・弱気・強気の3つに分けられます。
気性がどのようなタイプが強く出るようになるかは、もともとの気質や運動能力、周りの声掛けや、環境によるものが影響を及ぼしていると言われています。
その後、成長に連れて、悲しい事やつらい事を経験して、それらから自分の心が傷つくことを守るための行動パターンがつくられ、性格が確立していきます。ですので、自分の行動パターンは、気質と幼少期からの環境で作られていると言えます。
性格をなかなか変えられないたったひとつの理由
性格を変えることに戸惑いがある方もいらっしゃるかもしれません。性格を変えるというのは、例えば内向的だった人が社交的になるということです。想像しただけでも勇気のいることです。今までの自分を否定したくないから変えられない、という理由もありそうですね。
でも性格を変えることは、今までのあなたを否定するものではありません。今まで困難な状況を乗り越えよく頑張ってきたと褒めてあげましょう。そして、未来は今よりもっと生きやすくなります。
漠然と、変わることへの恐怖がある方は、具体的に変える部分を考えてみることがおすすめです。実は、やることはシンプルなんです。
性格を変えるということは、行動パターンを変えることからはじまります。自分の行動パターンを分析して、どこに原因があるのか整理してみるのです。そして、自分ができそうなことからやってみてはどうでしょうか。
それでも不安な方は、共感を得ることが不安の解消に役立ちます。信頼できる人に相談してみる、人に相談しにくければ、ドラマや本などで同じような悩みを持つ人の考えにふれてみる。変化への不安を感じているのは、自分だけではないと共感を得ることは、不安感を解消することに役立ちます。
変化が辛いのは当たり前
私たちは常に現状維持をしたいという本能が働きます。行動をして損するぐらいなら現状維持の方が良いと無意識のうちに思ってしまいがちです。
だからこそ、変化することが怖いと思う自分を責めるのではなく、変化をすることが怖いのは、人間として当たり前なんだ!ということを知るとともに、今のまま変化しない未来の自分と、変化したあとの自分を想像して、どちらが損をするのか?という視点で物事を見ると行動をすることができます。
性格を変えるときにおすすめしたい3つの内容
性格を変えたい!と思ったとしても、具体的にどんなことをしたら良いのか分からない..というお悩みを抱えていませんか。
変えたい気持ちはあるけれど、本当に変わるのか心配だし、正しいやり方が分からない…。そんな方はぜひ参考にしてみてください。
①自分を知る
性格を変えるために、まず今の自分を知りましょう。なぜ、性格を変えるのに今の自分を良く知る必要があるのでしょうか。それは、自分の変えたい性格の具体的内容を客観的に認識しないと、何を変えたらよいのか分からないからです。悪い部分が分かると、改善する必要性に気がつくことができますね。
変えたい性格、行動パターンが表に出てしまう時の、自分の思考パターンを分析していきます。悲しい気持ちになったとき、トラブルになってしまったときなどに、主に3つの内容に答えてみてください。
①何が起きて
②自分がどのような気持ちになり
③どんな行動をしたか
それらを書き出し、自分の思考と行動パターンを知ります。そして、起きた事に対して、自分がその気持ちを持つ必要はあったのか、そんな行動をしなくてもよかったのでは、と客観的に分析してみましょう。
こうしてたら?こうだったら?と感じられる部分が出てくれば、そこが、自分の変えたいところになります。自分の思考が整理されるので、文字にして、書いていくことをおすすめします。
②外見も変えてみる
自分の行動を変えることがなかなかできない方は、外見を変えてみると良いかもしれません。 髪型やファッションをガラッと変えてみる。太っていて自信の持てない方は、ダイエットをしてみるなどが有効です。
外見が変わると、周りからの目線も変わるので、自分の行動パターンを変えるチャンスとなりますし、思い切ってイメチェンをすることは自分の内面的にも自分を変えるきっかけになりますよね。
③なりたい自分を明確にする
自分を客観的に認識できたら、変えたい部分をどのように変えるのか具体的にイメージします。自分の身の回りの人で、立ち振る舞いや考え方のお手本にしたい人がいるとイメージしやすいですよ。
例えば、負の感情にとらわれやすい部分が悪い思考パターンを引き起こしていると認識したならば、負の感情にとらわれない自分をイメージしてみてください。
他にも、自分ひとりで問題を抱えて考えるから負の感情にとらわれてしまう場合は、信頼できる人に相談するようにする。
そして、「あぁ負の感情にとらわれている」と客観的に認識するようクセづけて、冷静に自分を見つめて感情を手放せるように日々意識をして取り組んでいきます。もし、こうだったら?の想像が、ネガティブなものに偏りがちなら、前向きなポジティブな想像を2倍してみてください。
もしもひとりで行うことができない時は、信頼できる人と一緒に自分の感情やなりたい自分を洗い出すワークを行うこともおすすめです。
性格はいつだって変えられる
性格を変えることは、長年の自分の心の殻を破るようなもので、とても勇気もいりますし、意志が必要なのではないかと思います。ぼんやりイメージするだけですと、なかなか継続できないので、ぜひ、ペンを持ちノートに文字にしてみましょう。
自分の性格の変えたい部分を書き出していくと、それらの原因や改善策に気がつけるので、イメージが具体化できますよ。外見を変えることも、自分を変えるきっかけになりますので、合わせて行うとより効果的です。
この文章を最後まで読んでくださったということは、あなたの中にきっと今の自分を変えたいと思う気持ちが芽生えているのかもしれません。その心に従って今日からできることをぜひ取り組んでみてください。
この記事の監修者
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